最近読んだ本について

最近、あまり文章を書いていないので、

最近読んでいる本について取り上げていきたい。

 

一番わかりやすいものから順にいこう。

 

 

漢方養生の本は、

単純に、最近健康について考えることが増えてきており、

漢方や東洋医学的な観点から健康についてアプローチしてみたいと思っている。

漢方については、まったくの素人だったので、すごく新鮮で面白かったし、

日常に生かしていきたいと思っている。

漢方では、人の体は、気血水で構成されていると考える。

漢方の基礎知識3「気血水とは」|Kampoful Life by クラシエの漢方 (kracie.co.jp)

この三つを整えていくことを漢方や東洋医学的な観点では重要視している。

西洋医学的な観点では、血や水を整えるという発想には至らない。

血や水を整える、ということはすなわち体の内部の流れをよくするということである。

体内の流れをよくすることが、健康には必要であると考えるわけだ。

自然ともよく似ている。天地自然も常に流れている。

滞らず、とどまらず、常に流れが整っている状態を目指すのは、人間の体でも同じことなのだ。

また、東洋医学では、補(ほ)と寫(しゃ)が重要で、

食べ物などで補う方向と、老廃物を排出する方向のバランスも考える。

漢方養生の本には、血を補うための食品リストなども載っていて、

参考になった。

血を補うためには、赤や黒色の食べ物を摂るとよいらしい。

最近、黒豆茶を飲むようにしていて、血のめぐりが少し良くなったような気がしている。

初心者でもとっつきやすくて、基礎知識の理解も深まり、日常に生かしやすいなと思ったので、おすすめの本です。

 

徒然草は、

 

 

一日一徒然草をやっていたので、それの名残として読み続けている。

本当に吉田兼好は、すごいなと思うし、

随筆の中に教訓が含まれていたりするし、

読んでいて、気持ちがよい。

 

2035年の人間の条件は、

 

 

ぶっちゃけ、よくわからん。

用語が難解なのもあって、何を言っているのかわからない部分もある。

そもそもまだ読んでいる最中だし、

もっとちゃんと読んでからレビューしたいと思います。

 

資本主義の宿命は、

 

 

ちょうど読み終わったけれど、

内容が濃すぎて書きにくい。

さらっと書いてしまえるような本ではなかったという印象。

この本のテーマは、資本主義の宿命である、経済成長と格差のトレードオフの関係を経済学の歴史に基づいて、深く検討していくこと。

経済学っていうのは、かなりかっちりした学問の印象があるし、

些末な知識を身に着けるよりも、学問体系をしっかり基礎から勉強していく必要がありそうだなと思ったので、この本を買ってみた。

経済とまったく無関係に生きている人はこの社会には存在しないし、

経済について知ることは社会について知ること。

たとえ専門家でなくても、経済というのはどういう成り立ちがあるのか、

それについて知っていたほうがいいなと思った。

 

この本の著者は、貧困や格差の経済学に造詣が深いらしく、

この本でも格差や貧困についての議論が多かった。

著者の特徴としては、日本も北欧諸国のような福祉社会を目指すべきだという考えに基づいているところ。

著者の理想としているところがどこにあるのか、っていうのは本を読むうえでかなり重要だと個人的には思っている。

どういう理想があって、そのためにはどうするか、というのが著者の主張の主たる部分になるはずだからだ。

 

本書では、まず日本の格差の現状、世界と日本の格差の比較などを行い、資本主義の変遷について書かれており、最後に日本の格差是正について書かれている。

 

感想としては、よくわからん、というのが正直なところだ。

よくわからん、というのは、本当に高負担、高福祉の北欧社会が理想的なのか、よくわからん、というところだ。

 

別にそこまでの高福祉社会でなくてもよいのでは?というのが正直な感想。

確かに、今の日本の現状を見れば、貧困に苦しんでいる人が増えているのもわかるし、

格差を是正していく必要があるという主張もわかる。

けれども、今の日本でも福祉は充実しているように感じる。

というのは、生活保護も存在するし、医療保険もある。

別に今のままでも福祉的な面は大丈夫なのでは?というのが正直なところである。

 

ただ、税制については、同意できる部分があった。

例えば、累進課税を増やすべきとか、生活必需品の税率を下げるべきとか、

これらは正しいと僕も思う。

わざわざ生活必需品から税金を取る必要はない。

税金を取るなら、娯楽に類するものから取るほうが健全だし、

そのほうが貧困者の生活も楽になるから良いと思う。

まあ、MMTとかもあるけれど、趣旨から外れるから言及を避ける。

 

この本を読むと、経済学についておおまかに理解することができるのでオススメです。

聞いたことがあるけれど、よく知らないし、説明できるほどではない感じの知識が詰まっていて、

例えば、

アダム・スミス

ケインズ

マルクス

ピケティ

などの経済学的な視点について大まかに理解できてよかったです。

 

そんな感じで、最近読んだ本についてでしたー。