現代人は、ともすると偏食になったり、過食になったりしてしまいがち。
飽食の時代と言われるように、
コンビニに行けばなんでも変える時代になった。
しかし、現代人には不足している栄養素がある。
結論から言えば、
の三つである。
一つ一つ見ていきたいのだが、
今回はビタミンD
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収促進、骨の成長促進、血中カルシウム濃度を調節する重要な役割のある栄養素で、健康な骨を維持するために欠かせない、脂溶性のビタミンです。
なにやら難しそうな書き方をしているが、
簡単に言えば、
ビタミンDは、骨を強くするために必要な栄養素であるということだ。
骨といえば、まっさきにカルシウムが思い浮かぶが、
カルシウム単体ではあまり活躍しない。
カルシウムとビタミンDの相互作用によって、骨は強くなっていく。
ちなみに、ビタミンDは、食物からだけではなく、
日光を浴びることでも合成されるため、
早朝に朝日を浴びながら散歩するだけでも大丈夫なのだそうだ。
なぜ、現代人がビタミンD不足になりがちなのかといえば、
単に魚を食べなくなっているからだろう。
ビタミンDは、魚に多く含まれている。
もともと日本人は海洋民族だったわけだから、
魚を主なたんぱく源として食べていたのだけれど、
現代人はもっぱら肉食に移行している。
わからないわけではないし、
僕自身も魚よりも肉のほうが楽なため、食べる頻度は高い。
しかし、ある程度は魚も食べるようにしている。
週に2、3回程度、魚を食べるようにするだけでもかなり変わるはずだ。
また、ビタミンDは免疫力の向上にも寄与することがわかっている。
ビタミンDは骨の成長や再生だけでなく、細胞増殖、神経筋、免疫機能、炎症を変化させている。最近の多くの研究では、ビタミンDの欠乏は、呼吸器感染症や呼吸器疾患、自己免疫疾患、各種がん、糖尿病、痴ほう症、うつ病、妊娠結果に関連する可能性がある。
特に女性は、なるべくビタミンDをとることが大事である。
なぜなら、女性がビタミン不足であると、
生まれてくる子供もまたビタミン不足で生まれてくるからである。
子供はまだ発達段階なため、
骨の病気にもかかりやすい。
子供の骨の軟化症も最近は増加傾向にあるようだ。
成長過程にある小児期におこる骨軟化症(こつなんかしょう)(「骨軟化症」)を、くる病といいます。
なんらかの原因によって、カルシウムやリンが骨に沈着しないで、類骨(るいこつ)と呼ばれるやわらかい組織が、骨の中に過剰にできてしまう病気です。
そのため、骨がやわらかくなり、O脚(オーきゃく)になったり、背骨が曲がったりするなど、からだの変形がおこりやすくなります。
骨がやわらかくなる原因としていろいろな病気があり、くる病はそれらの病気の総称です。
なかには、腎臓病(じんぞうびょう)が原因でおこったり、消化不良のためにおこったり、薬の副作用によっておこったりすることもあります。
さらに、昔では結核の治療に日光浴があったらしい。
日光浴が健康に良いということは、
1840年ごろから医療の世界でも注目されるようになり、
特に結核感染が広がった時には、サナトリウムと呼ばれる結核療養施設で、
一定時間の日光浴をすることが治療の一環として採用されていました。
まあ、とにかくビタミンDをとること、もしくは太陽を浴びて合成することは、
ものすごく健康的だということが分かってもらえればそれでよい。
僕もまだまだ不足しがちであるから、
今日は長めに日光を浴び、
ビタミンDを合成してやろう!
と意気込んでいる次第である。