「宇宙人の目」で世の中を見てみると、
なんとも滑稽なものだ。
世間一般で「常識」とされているものは、
「地球人の目」で見たもので、
ただの偏見だ。
それを共有しているだけ。
地球星人は、いろんなしがらみを抱えて生きている。
進学、就職、結婚、出産、子育て、転職、出世…et cetera
そんなものは、地球星人が作り出した幻想で、
宇宙人からしたら、そんなものには価値がない。
僕は研究室の抽選に落ちた。
昨日は絶望した。
だけど、落ち込まないようにした。
なぜなら、地球星人のしがらみなんて、
ポハピピンポボピア星からみたらちっぽけなものだから。
そんなものに価値はない。
悩むようなことでもない。
僕たちが抱えるすべてのしがらみをとっぱらってみると、
あることに気づく。
そんなことで死にはしない。
ということ。
結局、生存するという目的において、
そんな常識は役に立たないし、
たかだか研究室の抽選に落ちただけだ。
そんなものに落ち込んでいるのは馬鹿馬鹿しい。
なんとしてでも生き延びること。
それができるのなら、たいした問題ではないのだ。
絶望したときに初めて読書ができる。
絶望していないときの読書なんて偽物だ。
絶望できたら、ラッキー。
ホンモノの読書ができる時間を神から与えられたのだ。
今まで大切だと思ってきたものにこだわりすぎていた。
本がなかったら、もっと絶望していたのかもしれない。
本はいつも僕に新しい視点をくれる。
結局、新しい視点から眺めたら、大抵の問題はちっぽけだ。
悩んだときこそ、「宇宙人の目」で眺めてみよう。
悩んだときこそ、こだわりを捨ててみよう。