なぜ、生きる目的を考えないのか?

いまの日本の社会システム、教育システムについてぼくが疑問に思うのは、教育は人格形成のための第一条件であるみたいなことを言いながら、若いときに自分の人生について考えることをしないし、学校の勉強ばかりをさせていること。

「自分の中に孤独を抱け」 より引用

 

なぜ、大学生は生きる目的を考えないのだろう?

僕はいつも疑問に思う。

別に、カンタンに答えを出す必要はないし、

別に、それが永遠不変の答えになる必要もない。

それでも、生きる目的を考えることは、大事なことだと僕は思う。

 

生きる目的は、人それぞれだけれど、

ある種の美しさを貫くために僕は生きていると思う。

人間に必要なのは美意識だと思っている。

美意識とは、「違う」という感覚が自然の摂理に沿っていることだ。

これは違う、これは嫌だ、そういう感覚が自然と一体になっているから美しい。

自然との全体性の中にしか美しさは存在しない。

 

オイラーの公式が美しいのも、

運動方程式が美しいのも、

「しっくりくる」からだと僕は思う。

自然がこうもシンプルな法則によって動いているということ、

シンプルな法則によって動いている方が美しい。

その方が「しっくりくる」のだ。

 

 

僕は、しっくりこないのが嫌い。

人間関係でも、社会システムに対しても、

しっくりこないことが最近多い。

美しくない、つまらない、しっくりこない。

 

世界はもっと美しいはずなのに。