頑張って手にしたものを捨て去る勇気を持てるかどうか

最近の僕の悩みは、

もっぱら院試が落ちたかもしれないことなのだけれど、

院試に落ちようが、落ちなかろうが、

どっちにせよ、問題になることがある。

それが、頑張って手にしたものを捨てされるかどうかという問題。

僕はめちゃくちゃ頑張って神大に受かったし、めちゃくちゃ頑張って単位を取ってきた。

だからこそ、どうしても、それを手放してしまうのはもったいないのではないか?

ということを思ってしまう。

せっかく、頑張って手に入れたものなのに、

それを大して活用できない仕事をしても良いのか?

とか、

大企業に行って、しこたま金を稼がないと、今までのしんどさの元は取れないのではないか?

とか、

そういう損得勘定のもったいない精神が僕の中の問題なのである。

そういうのは置いておいて、

本当に楽しめることや、

本当に人のためになることをしたい!

と思っている。

それなのに、世間的な価値観が邪魔をする。

いや、世間的な価値観だけではなく、

少し見栄っ張りな自分の問題でもある。

 

見栄とか、見てくれ、みたいな

自分の外側を取り繕ってしまう己の弱さと向き合わなければならない。

たぶん、それを気にしている限り、本当に心の底から仕事を楽しむことはできない。

執着を手放すっていうのは、

自分が頑張って手に入れたものを手放すということで、

自分が頑張ったからこそ、執着してしまうし、それにすがりたくもなってしまう。

 

でも、本当は頑張って手に入れても、それを手放して変化、変容していかないと、人間として成長できないし、成長できないということは、幸せにもなれない。

 

我を捨て、覚悟を決めて、利他の心で生きることでしか、幸せにはなれない。

でも、現実に生きていると、それは結構難しい。

頭でわかっていても、実践は容易ではないんですよね。