ワンピースフィルムレッドが最高すぎた件 ※少々のネタバレあり

今日、ワンピースフィルムレッドを見てきました!

映画『ワンピース フィルム レッド』尾田栄一郎描き下ろしによる赤髪海賊団のショート動画と新キャスト情報が解禁。緑川光や中田譲治らが赤髪海賊団の団員を演じる!  | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

 

いやー、最高!

本当に良かった!

ワンピース史上、最高傑作!

 

zakiology.com

この記事でも書いたとおり、

僕はZこそが最高傑作であると思っていました。

Zを超えることなんてもうないだろうとも言っていたほど。

 

今でもZはバトルとしては最高です。

黒腕のゼファーを超える敵は未だ現れていない!

しかしながら、映画としてはレッドが最高傑作となったと思います。

 

なんで、映画としては最高傑作なのかといえば、

  • 音楽と映像の連撃
  • 内容がとても深い

ということが影響していると思います。

 

 

音楽と映像の連撃

まず、

音楽の覇王色が本当にやばくて、

初っ端からビリビリ来ました!

 

ウタの歌唱力が半端ない笑

僕の語彙力のなさも半端ないけれど、

とにかく、臨場感がすごかった!

 

映像も本当に良くて、

アニメーションが神すぎた笑

ワノ国編からワンピースのアニメーションって変わってきたと思うんですが、

レッドもその流れを受けたような感じ。

 

竜とそばかすの姫でもそうだったけれど、

音楽と映像の連撃ってすごい!

鳥肌が半端ないし、

あの体験は映画館でしかできないんですよね。

竜とそばかすの姫 の映画情報 - Yahoo!映画

 

これからの映画っていうのは、

その2つに見られるように、

視覚だけではなくて、聴覚にも訴えかけてくるようになっていくのではないでしょうか。

 

ちなみに、音楽と映像の連撃だけではなくて、

いろんな連撃がめっちゃ熱かった!(意味深)

内容がとても深い

それで、内容についてですが、

内容はちょっと哲学チックな話。

 

これについては、

エヴァをしっかり理解しておくと良いと思うんですが、

 

人っていうのは苦しみを抱えて生きているわけです。

肉体的な苦しみはさることながら、

精神的な苦しみもありますよね。

 

それらから解放されたい!

っていう願いは人類全体としてあるわけです。

 

エヴァではそれらの苦しみから解放されるために、

エヴァンゲリオンを使ってATフィールドをなくし、

人類すべての意識を一つにしてしまおう!

っていう話だったわけですが、

 

レッドでは、

ウタを媒介にして、人類みんなで

夢の世界に行ってしまおう!

っていう話でした。

 

音楽っていうのは

基本的に快楽とともにあります。

 

ちょっと夢見心地になるというか、

浮遊感があるというか、

現実から逃げる手段として使うことが多いですよね。

 

イヤホンをしていると、

現実世界から遮断された音楽だけの世界を体感できるみたいな。

 

だから、ワンピースの世界の人たちも、

ウタの歌を媒介にして、

苦しい現実から逃げようとしてしまったのでした。

 

これはメタバース的な感じだとも言えますね。

 

現実の世界は理不尽で苦しい、

だからメタバースの世界(ユートピア)に行ってしまおう!

ユートピアには優劣もなく、平和で、みんなアバター化している。

なりたいアバターになることができて、理想の世界がそこにある!

みたいな世界観です。

 

肉体を捨てて、仮想世界に行って、意識だけが残る。

自分が見たいものしかない世界。

逆に見たくないものは見なくても良い世界。

そういう世界がウタの作る夢の世界でした。

 

そういう悪魔的な魅惑との戦いが、

今回のワンピースのテーマだったのだと思います。

 

実際に、悪魔的な古代兵器が出てきますし。

 

そういう悪魔との戦いは僕らの世界でもあることです。

 

そりゃ、楽な方が良いし、

そりゃ、辛いことなんてあんまりないほうが良いとは思います。

 

でも、楽であることと幸せであることは本当に一致しているのか?

っていうことは考えなければならない。

逆に苦しみのない世界は本当に幸せなのか?

ということでもあります。

 

苦しみがなかったら、

それは人間なのか?

 

これは僕ら世代はわかると思うけれど、

なんでも手に入って、ネットフリックスではいつでも見たいものが見れて、

ユーチューブでは自分の好きなチャンネルだけを見れる。

 

でもそうやって、見たいものだけ見ていると、

だんだん心が麻痺していくのです。

 

なんか、満たされないな。

みたいなモヤモヤ感があるのです。

だから倍速で見てみたり、

たくさんコンテンツを消費してみたり、

どうにかしてそのモヤモヤをなくそうとするんだけれど、

全然なくならない、それどころか増幅されていく。

 

なんでこんなに豊かなのに、

そんなモヤモヤ感が出てくるのか?

それが人間は楽しいだけでは満たされない。

ということの証明なのではないかと思うのです。

 

人間には清濁併せ呑む強さがないといけない。

それは僕が大学生になって身を以て学んだことの一つだけれど、

レッドを見て、それを思い出した。

 

人間は苦しみも背負って生きていかなければならないのだと。

快楽主義に堕ちてしまったらダメなのだと。

ちょっとくらい快楽があっても良い。

現にルフィたちも快楽の世界に足を踏み入れてはいるんだから。

だけど、それに飲み込まれてしまってはいけない!

ある閾値を超えてしまうと、帰れなくなる。

応力ひずみ曲線でいうところの破断が起きてしまう。

 

内容的には上に書いたような示唆的な描写がありました!

 

シャンクスに憧れる

シャンクスはすごい。

ルフィもすごいけれど、

シャンクスはルフィよりも大きい。

実力的には、ニカのちからが覚醒したルフィと同じくらいなのかもしれないけれど、

人間的な器の大きさがえげつないなと思った。

父性の塊みたいな存在感。

 

シャンクスみたいな度量のある男になりたいものですね!

 

最後に

最後に、

まだ見てない人!

いたら絶対に見ておくべき!

こんなすげえ映画を映画館で見ないなんて損!

以上!