人よりも体が弱いからこそ、健康に気を配り、生活習慣病にかかりにくい

僕は体が人よりも強くない。

すぐに疲れてしまうし、

体調も崩しやすい。

 

高校生のときは満員電車に乗るだけで体調を崩していた。

それくらい僕の体は強くはない。

 

こんな体で生きていると、

どうしたら自分の体にとって辛くないのか、

どうしたら今よりはマシな体になるのだろうか、

ということを嫌でも考えることになる。

 

だから、僕は誰よりも早く白砂糖を食べなくなったし、

人よりも多くの健康に関する本を読んできた。

西洋医学の欺瞞についてもよく知っているし、

東洋医学的な観点が健康法においては重要であるということもよく知っている。

それに今では自分で健康的になるような食生活を実践している。

 

どれもこれも、僕の体が弱かったからできたことだ。

周りの屈強な男子を見ていると、

食生活は荒れている。

たぶん彼らが食生活を改めるのは20年後などに病気になってからであろう。

 

僕は、今気づいてしまっているから、後々のそういう生活習慣病にはかかりにくい。

 

体が弱いということは、

一見すると良くないことである。

現に僕は体が弱いことにコンプレックスを持ってきたし、

それは今でも残っているような気がする。

 

しかしながら、長期的な目線にたてば、

今は楽しめないことが多くても、

年をとってから楽しめることが多いのかもしれない。

 

体力がないからこそ、

本を読むようになったし、

映画も見るようになったし、

自分が疲れない程度の楽しめる運動量も知っている。

 

年を取って、体力が衰えてきても、

もともと僕はそれと向き合ってきているから、

楽しめるのかもしれない。

 

多くの老人は体力が衰えてくると活力を失ってしまったりするようだ。

しかし、僕のような人間にとっては、体力がないことは普通のことで、

体力がなくても楽しめる方法を体得している。

 

どんなことでもそうだけれど、

何か失ったことがあれば、何かを得ている。

 

僕は若いから、どうしても今楽しみたい気持ちが強いし、

今が楽しめなければ意味はないのかもしれない。

けれど、年を取っていくことに楽しみを見いだせるのは、

意外と悪いことではないのかもしれない。

 

多くの人が楽しめないことを僕は楽しめるかもしれないのだから。

そう考えてみると、これも一つの神様からのプレゼントなのかもしれないな。

と思う。