今日、死ぬかもしれないと思って生きる

あなたは今日死ぬかもしれない。

事故るかもしれないし、原因不明の心臓発作で死ぬかもしれない。

僕も、今日で死ぬかもしれない。

誰しも、死から完全に解き放たれているわけではない。

その確率が小さいだけだ。

世の中は、ゼロリスクを目指してしまう傾向が強いように感じる。

コロナの第三波と騒がれているが、恐れる必要はないと僕は思う。

食生活に気を付ける、手を洗う、ネガティブな感情をためすぎない。

そういった普通の当たり前なことをやっていれば、たとえコロナにかかったところで死にはしない。

そもそも生きているのは奇跡だ。

もし、地球が太陽にもう少し近ければ、生命はなかった。

今あなたが生きているのは、奇跡である。何億年以上の奇跡の上にあなたはいる。

いつ死んでもおかしくない。

世界では毎日毎日死んでいる人がたくさんいる。

徐々に減ってきてはいるが、栄養失調でなくなる乳児もいる。

あなたは、奇跡のもとに生かされている。

僕は、自分の力で生きてきたとは一切思えない。

なんらかの大いなる存在のはたらきによって生かされているとしか思えないのだ。

僕はそもそも生まれてくるのも奇跡だった。

というのも、僕は、切迫流産の寸前で、血の海におぼれかけてたときに生まれてきた。

そもそも、そんな奇跡のもとに生まれてきた僕だ。

そんな死にかけで生まれてきた僕が21歳である。

奇跡としか思えない。

なぜ、生まれてこれたのか、なぜ、今まで死なずに生きてきたのか。

よりよく死ぬためである。

自分の魂を輝かせ、自分の御霊を輝かせ、美しく死ぬために生きているのだ。

そのためにどうすればいいのか。

一日一生である。

朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり。

一日の中で「道」を悟れたならその日の終わりに死んだとしてもいい。

そう思って生きることだ。

毎日そう思って生きる。

ちゃんと生き切って、悔いなく死ねるよう、今日も精いっぱい生きよう。