こんにちは。
おざきです。
今回は、神道について書かれた良書、いちばん大事な生き方は、伊勢神宮が教えてくれる という本について紹介していこうと思います。
実は、先週伊勢に参拝して参りまして、ものすごく浄化されたんですが、伊勢に行く前には必ず読んでいただきたい本の一つですね。
根本的な神道とは何かというところ、日本に空気のごとく当たり前に根付いている神道的思想についてわかりやすく書かれています。
神道といえば、伊藤聡さんの神道とはなにか。とかがっつり日本史と絡めながら、解説している本もありますが、歴史的背景というより、神道の考えかたについてフォーカスしているような感じですね。
神道関係でオススメの本と言われると、日本人なら知っておきたい神道という本がオススメです。かなり基本的なところから、古事記の神々のことが図解されていたり、神社の社殿の種類など細かい部分まで解説されています。
この本は教科書的立ち位置かなと思います。
それはさておき、今回紹介する伊勢の本も、ものすごく良いです。
すごく読みやすいし、かといって情報量も少ないわけではないので、かなりバランスのとれた本のように感じました。
ここからは、僕が大事だと思った部分、良いと思った部分を引用しながらコメントして行きます。
祈りとは、神様に対する最大のプレゼント
鎌倉時代、武家のためにつくられた法律書「御成敗式目」第1条には、「神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ」とあります。「敬」とは、まさしく祈りそのもの。言い換えれば、私たちの意識や思いです。人間が神様に祈りを捧げ、感謝の思いを向ければ、神様の力はますます大きくなる。そのパワーがフィードバックされて、神様の徳が人間にもたらされ、運が開ける。
つまり、神様の恩恵を受けている私たちが願い事を通してその労をいたわり、ねぎらわれて力を得た神様からの恵みを、また人間がありがたくいただくという循環ができるということです。
日本人は、このしくみをすでに鎌倉時代から理解し、法律のいちばん始めに定めていたわけです。
(39-40ページ)
御成敗式目の「神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ」という言葉は非常に深い。
神様は、人に信仰されることで神様としての威厳を増し、その神様の威厳のお陰で、人間の運が開けていく。
漫画「ノラガミ」においても、これに近い描写があります。
神様である主人公の夜トは、ひより という霊感体質の女のこから、もろもろのトラブルの後に、お社をもらうのですが、そこで、夜トは泣いてしまいます。
お社を作り、そこに人が通い、神様に祈りを捧げる。
神様は人に忘れられると消えてしまう。というような書き方をノラガミではしていたように記憶していますが、まさに、祈りを受けることで神様は人に忘れられていないということを感じることができるのだと思います。
祈りを捧げるということだけでも、神様に対しての敬いを示すことになるので、神社に行った際には、御神名も調べて唱えてみてください。
ちなみに、もっと話を広げると、場所という空間は人の思いや想念を記憶しますから、人が何十年も何百年もかけて祈り続けてきた神社という聖地には、ただそこにいるだけで浄化されるような場所になっています。
物も人も愛情を注がれるほどに長持ちするのと同じで、場所も人に思いを向けられ続けるほどに聖地となっていきます。
神社に行くとなんか心地よいと感じるのはそういう背景をすべて背負っている場所であり、人の思いが紡がれている場所でもあるからなのです。
話を広げすぎたので、今回は、ここまでにしておきます。
もしかするともう一つ記事を書くかもしれません。
大学のレポートが大変なのであんまり書けないのが最近の悩みなのですが、時間を見つけて書いて行けたらなと思っています。
最後までよんでいただき、ありがとうございます。
では。