独断と偏見に基づく「就活生のための最近のビジネス書のトレンド」

日本のリアル美女、最高精密グラフィック、ビジネス女子、笑顔、読書中

今回は、独断と偏見に基づく「就活生のための最近のビジネス書のトレンド」というテーマで書いていこうと思う。

昨今言われている、若者の読書離れ。

それは僕も憂う限りなんだけれど、

そうはいっても、動画のほうが見やすいし、

動画のほうに需要があるのは仕方ない。

人間の可処分時間には限りがあるし、それは仕方のないことだ。

 

どう考えても、ブログなんか読むより、ショート動画見たほうが楽だし、

ましてや本なんか読むより、

動画で解説されているものでエッセンスだけを得られるほうがお得だ。

しかも、お金がかからないときている。

そうなると、もう本を読む必要性に迫られることもないから、

そりゃ、若者は読書から離れる。

それは、個人の意思でどうにかなるものでもないし、

社会的な、外的なものによるものだ。

 

でも僕はブログのほうが書きやすいし、

動画を撮って編集するよりは、こうやって書いてしまうほうが楽なので、

読者にとっては動画にしてほしいと思うかもしれないが、我慢してもらうしかない。

 

一瞬、ラジオにでもしようかと思い浮かんだりもするけれど、

ラジオ受けするような声でもないし。

 

とにかく、現代を生きる強靭な就活生諸君に向けて、

老害や昭和的な人間たちに太刀打ちしていくための武器を提供したい!

というのがこの記事の趣旨だ。

 

老害や昭和的な人間たちに太刀打ちするためにはビジネス書を読むか、

こういうキュレーション的な記事を読んで知識を蓄えておくことが必須条件だ。

ということで、僕がこれまで読んできたようなビジネス書について解説していく。

マジで独断と偏見に基づくものなので、

なんの普遍性もないが、ある程度はベストセラー的な本を選んでいるつもりだ。

だから、少しは普遍性が担保されている。ということで一応読む価値がある。

 

前置きですでに700字程度書いてしまっており、

すでに読者は離れているんだろうが、

それもお構いなしに話を進めよう。

離れてしまった読者にかまっている暇はないはずだ。

 

できれば時系列でいきたい。

とりあえず、2010年代で考えよう。

とりあえず、2000年代はもう老害であっても忘れているだろうから。

 

ある意味、2010年代は自己啓発の時代ともいえる。

面白いくらい自己啓発の本が売れた時代なのだ。

だから、自己啓発系が廃れはじめたのが2020年代、つまり今。

 

不易流行っていう言葉、たしか松尾芭蕉が言った言葉だったと思う。

 

不易っていうのが、易によらない、つまり時代によらないことで

流行っていうのが、流れにのる、つまり時代によって移り変わること。

 

自己啓発系の中でも不易と流行があって、

不易というと、「嫌われる勇気」みたいな思想本

流行は、いろんなテクニック本、メモの魔力、ゼロ秒思考etc。

 

ざっくりいうと、

「嫌われる勇気」みたいな、本質的な本も売れたし、

「メモの魔力」みたいな実践的な本も売れていた。

 

今、ベストセラー本ランキングを眺めていたんだけれど、

マジでそんな感じ。

「嫌われる勇気」が売れ始めたのが2014年とか。

「言ってはいけない」が売れ始めたのが2016年とか。

 

2020年くらいになると、「ファクトフルネス」とか、「話し方が9割」とか、「繊細さん」系の本とか、「スマホ脳」とかが売れ出している感じ。

 

全部読んだことあるんで、いろいろ言えることはある。

「話し方が9割」っていう本は、読まなくてもいいと僕は思います。

なんでかっていうと、話し方よりも関係性のほうが重要だから。

 

話し方以前に、どう人間関係を作っていたか、で伝わり方は変わるもんです。

例えば、上司に怒鳴られたとして、

それでも許せるような人間関係が作れていたらそれで問題ないわけですし、

逆に怒鳴られないとしても、深い人間関係を作れていないのなら、

そっちのほうが問題です。

 

まあ、話し方や伝え方で変わるっていうのもわかるんですが、

正直なところ枝葉末節ですね。

一回本を買って、わざわざ読みましたが、

内容についてはあんまり覚えていないし、

もう古本屋に売ってしまったので、

それくらい大したことのない本だったということ。

まあ、どうしても話し方で嫌われてしまって悩んでいる!

っていう人には良いと思いますが。(そんな人ってそんなにたくさんいるか?w)

 

逆に、「嫌われる勇気」とか、「ファクトフルネス」とか、

そういう本は今でも本棚に残してあるので、一読の価値あり。

 

では、ここからは、一読の価値あり、と僕が思う本について、ざっくり概要を書いておく。

マジで読んでみたい!とピンときたものは読んでみると良いと思う。

本を読んでいるってだけでも少数派だし、

こういうブログを読んでから読むと、

内容の入りやすさが違ったりもするから、

本を読むことに苦手意識がある人には特におすすめしたい。

日本のリアル美女、最高精密グラフィック、ビジネス女子、笑顔、読書中

 

1.嫌われる勇気

嫌われる勇気

これは、本当に鉄板中の鉄板。

マジで売れているし、マジで読んだビジネスマンは多いはず。

読まれすぎて、逆に「嫌われる勇気」が座右の書です!っていうと軽薄だと思われるかもw

ただ、書いてある内容は、マジで人生を通じて役に立つし、

人間関係に悩んだときに今でも僕はこの本に立ち返る。

知っておくといい要点みたいなことについて書くと、

アドラーっていうユング、フロイトに並ぶ心理学者がいて、

その心理学者が説いた心理学っていうのが勇気の心理学。

人間の悩みの9割は対人関係によるものだと考えていて、

対人関係をいかにしてより良いものにしていくか、ということを説いている。

特徴的な概念として、トラウマは存在しない、とか課題の分離とか、共同体感覚などがある。

トラウマは存在しないっていうのは、どういう意味かっていうと、

トラウマがあったとして、傷ついた過去があったとして、それでも今とは何の関係もないよね?っていうこと。

過去にいじめられた過去があった。だから今目の前にいる人を怖いと思ってしまう。

だけど、過去にいじめてきた人物と、今目の前にいる人は全く違う人で、出会った文脈も違うし、その人のバックグラウンドもその人の性格も愛も何もかもが違う。

だから、トラウマっていうのはその人が今、この瞬間を生きる勇気がないんだっていう意味。その意味で、トラウマは存在しないし、トラウマは言い訳に過ぎない。っていうこと。

課題の分離っていうのは、自分でコントロールできる領域とコントロールできない領域を切り分けて考えるっていうこと。

自分にコントロールできるような領域については最大限努力をすべきだけれど、そうでない領域で悩んでも仕方がないし、それについてはあきらめるしかないっていうこと。

例えば、ある夫婦があったとして、

夫のほうがいつも靴下を脱ぎ棄ててしまって、妻のほうは臭くていやだとする。

そのときに妻は夫の靴下を脱ぎ捨てる行為そのものをやめさせることは原理的にできない。

けれども、夫に注意して行動を変えることを促すことはできるし、逆に夫が脱ぎ捨てることはあきらめて自分が拾ってあげるようにしたり、

拾うのがいやだったら、部屋中に洗濯籠を設置して、物理的に脱ぎ捨てるということができない状況を作り出すこともできる。

自分の努力でどうにかできることと、そうではないことを切り分けるっていうのは人間関係を円滑に進めていくうえでは大切なことっていう感じ。

共同体感覚っていうのは、ちょいと説明がめんどくさいし、かなりアドラー心理学の根幹の部分なので、ここでは書ききれない。ということで略!次に進もう!

2.言ってはいけない

この本は、科学的な事実として、こういう現実があるから、絶望的な社会になったとしても仕方ないよね。っていう本。

例えば、美貌格差っていうもの。遺伝的に、たまたまイケメンに生まれたり、たまたま美女に生まれたりすることの資本っていうのがある。

美女だったら、エロス資本っていうのがあって、自分の美貌という資本をお金に換算していくことができる。イケメンはあんまり資本にならんけど、美女だったら、娼婦になれば、お金を稼ぐこともできる。美女であればあるほど、稼ぐことのできる額が増えていく。そういう意味でのエロス資本。(資本っていうのは、お金のもとになるものの総称)

こういう直視するのがいやになってしまうような残酷な真実を余すことなく読者に提供してくれる本。

まあ現実を知らないと、現実を変えることもできないし、

現実を知るからこそ、どうやってその現実と折り合いをつけて生きていくかっていうことも考えることができるっていう意味で、読んでおく価値はある。

3.ファクトフルネス

ファクトフルネスは、正直、あんまり覚えていない。

たしか、世の中って経済格差とか、

悪くなっているように喧伝されているけれど、

データをちゃんと見てみると、めっちゃ良くなってるんやで!

っていう感じの本だったと思う。

今、ちょっと読み返してみて、思い出した。

冒頭の部分にクイズがあって、そのクイズから、

どれだけ自分の価値観にバイアスがかかっているか

っていうことを突き付けてくれる本。

うん。いい本。

俺の価値観ってバイアスかかってたんやな。って気づかされる。

4.ゼロ秒思考

ゼロ秒思考

ゼロ秒思考

Amazon

この本は、メモのススメって感じの本。

メモって社会人になると、絶対に欠かせない必須スキルらしい。

知らんけど。

でも、最近、研究をしていても、

ちゃんとメモとらんとあかんな、

って思ってきているので、

メモの取り方のモデルケースとして学びの多い本ですね。

メモのテクニック本としておすすめしたい本です!

5.チーズはどこへ消えた?

これは、マジのベストセラー本!

何ページやと思いますか?

なんと、あとがきまで含めて94ページ。

うっっっすい!小学生でも読める、いわんや大学院生をや。やで。

読みやすい童話みたいな感じの物語。

良い本なので読んでみてください。

不易流行っていう話とも通じるんだけれど、

社会は必ず変わるっていう前提に立って生きていくべきだ!

その変化を楽しんで生きていこうぜ!

っていうことを説いている本です。

6.スマホ脳

言わずとも知れた、ベストセラー本。

この本のせいで、本屋のビジネス書コーナーに〇〇脳っていう本があふれるようになってしまった。

まあ、現代の若者であれば、若干、スマホが脳に与える悪影響についてうすうす気づいていると思う。

あれ、なんか時間が溶けていたわ。みたいな経験は僕に限らずあると思う。

あれ、なんか集中力が落ちた気がする。みたいな経験も僕に限らずあると思う。

そういうことを科学的に解き明かした感じの本!

「デジタル時代のアドバイス」っていう節があって、

その部分には、スマホを遠ざける時間をつくるための行動プランが書いてあるので、

そこだけでも読んで日常に取り入れるといいかもしれない。

 

7.22世紀の民主主義

あのー。ちょっと疲れてきた。なんせノンストップでもう4934字も書いてきたので。

まあ、成田先生の本は、成田先生の動画見ればだいたい言っていることはわかるだろう。ショート動画でも見ながら読んだらいい。

論文形式で書かれていて、最初にアブストが書いているのが斬新で面白かった。

闘争か、逃走か、構想か、っていう感じらしい。

僕は数年前に闘争しようとして、逃走して、諦観している人間です。

8.論語と算盤

論語と算盤は、古典なんですが、

現代語訳は読みやすいので、面白いです!

論語と算盤ってどんな組み合わせやねん。

ハンターハンターの「制約と誓約」みたいやなって思った人もいるかもしれないが、

論語と算盤っていうのは、

論語は、精神的な軸としての象徴

算盤は、現実的な実利としての象徴っていう感じ。

論語っていうのは、かの有名な孔子大先生が説いた儒教の教えですが、

人間の精神は論語によって成し遂げられる!っていう感じ。

だけど、実は算盤っていう実利的な部分も論語を基にして成し遂げられるんや!

っていうのが論語と算盤で言いたいこと。

わかりやすく言うと、仕事道っていう感じ。仕事術じゃないんよ。道なんや。

道っていうのは、美しさを追い求めるっていうこと。

仕事っていう実利の中、実業の中にも、美しさっていうのを追い求めていこうや!

っていう提言だと思えばいい。

自分の利益だけを追い求めて、全然社会にとっていいことじゃないことをやっているとかって、美しくないやんか。

そういうことじゃなくて、社会的に成功してもいいし、それを追い求めるんは悪いことやない。でもな、ちゃんと良いことやっていこうや。

っていう渋沢栄一からの提案って感じで読むと面白いと思います。

僕は「論語と算盤」は「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」とめっちゃ似てるなって思っているんだけど、それは、個人的に聞いてくれw

9.よみがえる戦略的思考

別にベストセラーっていうわけではないんですが、あえて入れました。

なんでかっていうと、ウクライナ戦争が長引いてますが、ちゃんと俯瞰して眺めている人って少ないから。

ちゃんと歴史的に見てとか、戦争をしてしまう国家の体系っていうのを知った上で見ると、違った見方ができると思う。

ロシアの情勢を書ける著者の中では、佐藤優さんが一番冷静で、かつ、インテリジェンスだから、おすすめ。

若干むずいけど笑

10.新時代に生きる「道徳哲学」

最近の哲学のトレンドも抑えておこう!

一つトレンドを作り出しているのが、「マルクス・ガブリエル」

この人の思想を一言でいうと、倫理資本主義っていう感じ。

新実存主義っていう立場をとっているらしい。

実存主義っていうと、僕はハイデガーしか知らんのだけど、新実存主義はもっと知らん。

とりあえず、要点をいうと、

倫理的な資本主義っていうくらいだから、

今の欲望を掻き立てて、消費行動を促し、ガンガン消費者にお金を使わせるようなシステムはやめようぜ!

っていう感じの主義主張っていうのはなんとなく予想がつくと思う。

具体的に言うと、GAFAみたいな巨大テック企業は、どうやって稼いでいるかっていうと、広告をいかにして効率的に打ち出すかっていう感じで稼いでいる。

アップルは若干ブランド力とかで稼いでいるけれど、

アップルもブランド力を使いながらアイフォンを使っている自分ってかっこいいなって思わせるような広告を打ち出しているし、

ユーチューブなんかは特に広告で稼いでいるし、フェイスブックもインスタも、アマゾンも結局は広告で多くの人の注目をいかに集めて無駄な買い物をさせるかっていうところに終始していると思います。

それが倫理的じゃないよね!だからブレーキをかけるべきだ!っていうのがマルクス・ガブリエルの主張だと思います。

一理あるなー。って感じではあるけど、どうしたらええねん。

お金持っている人が力を持ってしまう資本主義で、お金持ちにブレーキをかけさせるのってむずくね?w

11.人新世の「資本論」

やっとラストやな。

人新世の資本論

もかなり売れましたよねーーーー。

 

資本論と言えばマルクス!

マルクスと言えば、資本論!

 

資本論って、どういう内容かというと、

どんな内容だったっけ。若干わすれた。

 

うーっむ。たしか、労働と価値について書いてあったような気が。。。

お金に換算されるときに命がけの飛躍があるんだ!みたいな。。。

搾取の構造がどうのこうのみたいな。。。

 

マジで覚えてない。

その辺はしらべてもらって。

 

この本は、脱成長っていうことを主題にして書かれている本ですね。

脱成長っていう単語自体、この本が売れ始めてから言われ始めた感じで、

それくらいインパクトのある本だったというわけです。

 

このまま資本主義のスキームのまま、成長を追い求めて、

利益の追求を永遠に続けていって未来はあるのか?

っていう問いが、根源的な問いとしてあるわけです。

 

倫理資本主義でも同じような問いを抱いているわけですが、

今のままの資本主義で良いわけないだろ、

っていう観点に立っているわけです。

 

SDGsっていうことも最近になって言われるようになりましたが、

SDGsも、基本的には、現在の資本主義のあり方を否定するものでもあります。

どうにかして地球環境を守るために、あり方を変えていくことはできないだろうか?

っていう観点から、国連で作られたものです。

 

SDGsに関しては僕はあんまり信用していないというか、

企業がアピールするために使いすぎていて、陳腐化してしまっている節もあるので、

あんまり好きじゃないんですが、地球をいかにして守っていくか、大切に扱っていくかっていう観点は大事だと思っていますし、

現代に資本論の思想を生かしていくっていうのは面白いのでオススメです!

 

最後に

あああああ、やっと書き終わった。もう7000字かいた。

最後まで読んでくれている読者の方には感謝しかない。

という感じでビジネス書の最近のトレンドについて書きました。

良い本ばっかりなので、ぜひ読んでもらえたらと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

では!

 

頑張ってここまで読んだプレゼント。画像生成したので。