無自覚に得意だったものとは?

小学生のころ得意だったものが人それぞれあるだろう。
僕は、作文が得意だった。
学校では、なんやかんやで感想文というものを書かされてきたわけだが、どういうわけか、周囲の人よりも早く書き上げることができていた。
内容は覚えていないが、とにかく人よりも早く書き上げることは得意だったように思う。
感想文というのは、先生に当たり障りのない適当なことをでっち上げながらとにかくも文量をこなせば終わる。
そんなもので成績が決まるわけではないから、当たり障りのないことを有る事無い事構わず書いてさっさと終わらせていたのを記憶している。
周囲の人は、僕ほどドライな人ではなかったらしく、真剣に感想文を書いていたが、僕はこんなクソみたいな作業に真剣になるのは変だなと思っていた。
別に内容を求められているわけでもなく、成績にも関係ない。ならば、適当に高速で仕上げてしまえば時間が節約できる。
小学生のときからそんなことを考えていたようだ。

少し抽象度を上げてみよう。
ここから言えるのは、僕の得意なことは、必要最低限のクオリティで高速に仕上げるということだ。
内容などは大ざっぱでスカスカなものかもしれないし、穴もあるかもしれないが、とにかく大きな枠を作るのは得意ということだ。

基本的に、こういう文章もだいたい10分、長くても20分くらいで書いている。
たぶん他の人はもっと推敲したり、緻密に考えているのだろうが、僕はこういう書き方の方が性に合っているらしい。

小学校のときに無自覚に得意だったことを思い返すと意外な才能に気付けたりする。
あなたの得意だったものはなんだろうか?