こんにちは。
今日は、人生は諦めが肝心、というテーマで書いていこうと思います。
最近、僕はありがたいことに、多くの人間関係の中で生きさせてもらっています。
コロナ期といえば、僕はひたすら人間関係がなくて、つらかったことを今でもよく思い出します。
人間関係において、大事なのは諦め、だと最近つくづく思うのです。
人と人がかかわるときに、どうしたって、うまくいかないことが生じる。
どうしたって、好きになれないようなやつはいるものだし、
逆に、嫉妬してしまうくらい羨ましいようなやつもいるものです。
人間関係で悩むとき、僕はいつも諦められていないな、と思ったんですよね。
自分の可能性を諦められない、自分が勝つことを諦められない、自分が優位に立つことを諦められない。
そういうときに、だいたい人は人間関係に悩むものです。
自分が勝つことを諦められないっていうのは、いささか男勝りな考え方かもしれないですが、でも、誰だって自分が下に見られていると感じたときには、負けるもんか、と思うもんだと僕は思うんです。
人の嫌なところを見るときって、何らかの形で負けたときだと思うんです。
感情的に負けているとか、性格的に負けているとか、理性的に負けているとか、物理的に負けているとか、
いろんなところで、自分が負けていると思ったときに、ネガティブな感情は湧いてくるような感じが僕にはあるんです。
別に勝ち負けで生きているわけでもないのに、自分が勝っている状態でないと気が済まない、そんなところが人間にはあるんじゃないでしょうか。
本来は勝つことが目的なんじゃない。自分が優れていることを証明しなくてもいい。そういうのが諦めるっていうことです。
世界は凸凹で、山もあれば谷もあって、火山もあれば、氷山もあって、いろんな性質をもった者同士がそれぞれの特性を生かしあって成り立っているもんです。
火山が氷山があるべき場所にあったら変ですよね。火山は火山として必要な場所におるもんです。
人間かて、自然の一部なわけで、人間かて、山のようなやつもいれば、谷のようなやつだっている。そうやって諦めて、そういうやつもいるやんな、しゃあないな、というくらいの心持で生きていくしかない。
最近はそう思うんです。
そういえば、人間関係の悩みを解決するための本といえば、
「嫌われる勇気」なわけですが、その本に、課題の分離という概念が登場します。
課題の分離とは、自分に解決できる課題と、解決できない課題を明確に区分する、っていう概念です。
要は、自分にコントロール可能な範囲だけは努力すべきだけど、自分ではどうすることもできないような領域は放っておくということです。
人間関係で例えるなら、
夫がすぐに靴下を脱ぎ棄てておく、臭いのに片づけてくれないと妻が文句を言う。
夫は靴下を脱ぎ棄てるか、脱ぎ捨てないかということをコントロールできますよね。
逆に、妻は夫が靴下を脱ぎ捨てるか脱ぎ捨てないかということはコントロール不可能です。
妻がいくら文句を言っても、そしてそれに対してネガティブな感情を持っていたとしても、極論、どうすることもできないわけです。
こういう自分にはどうすることもできないことで悩んでも仕方ないから、自分にできることにフォーカスするっていう概念が、課題の分離です。
さっきの例で言えば、妻は、文句をあえて言い続けることで夫の行動変容を促す、とかは自分の努力でできるし、部屋中に洗濯かごを設置して、物理的に靴下を脱ぎ捨てられなくする、とかも別に妻ができる努力です。
こういう自分でできるような努力にフォーカスするっていうのが、「嫌われる勇気」の中でも特に重要な概念として扱われているわけなんですね。
これって、ある意味、諦めるっていうことなの、わかります?
自分にできることと、自分にできないことを分けて、自分にできないことは諦める、っていうのは諦めるという行為そのものです。
本当に人間関係で大事なのは、自分でできることに集中することです。ハイキューの赤葦がしてたみたいなタスクフォーカスですね。
でも、ともすると、どうしたって人間はすぐに悩みたがるんで、僕もまだまだ諦めきれないところがあるんですよねw
自分の特性と全然違う領域で、勝とうとしてしまう。他人の特性が生かされているときに、自分も頑張らないと!と力んで失敗するっていう、バカな特性が僕にはあります。
自分がどういう特性を持っていて、どういう場面で活躍しやすいのか、そういうのを自分で俯瞰して自分で腹の底からわかっていたら、生きやすいんだろうな、と思います。
でも、人間、ずっと同じものが好きなわけでも、ずっと同じステージで生きているわけでもないわけで、そういう一度納得した自分の特性自体もかなぐり捨てて自己変容していくことも大事だったりもしますよね。
というわけで、生きている限り、それが完全に納得できる場面は訪れないのかもしれないw
まあ、とにかく、人生は諦めが肝心、という話です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では!