前から時間があったら見ようと思って、
ずっと見ていなかったのだけれど、
さっき見た。
なのでレビューしておこうと思う。
※以下ネタバレ含む※
率直に言って、めっちゃ面白かった。
アマゾンのレビューが低い理由が全く理解できなかった。
それにしても、アマゾンのレビューは参考にならない。
こんなに面白い映画が、星3つになってるのは意味不明。
今後は、アマゾンのレビューが低くても全く気にせず見ようと思った。
内容についてだが、簡単に設定を説明すると、
家の庭にある木が、時間を司るインデックスになっていて、
くんちゃん(主人公)がタイムトラベルをする物語。
冒頭はよくあるインナーチャイルド的な話。
兄弟が生まれると、上の子はさみしい思いをする。
だから、なにかと親の気をひこうとするし、
親の方はいっぱいいっぱいになっているから、
怒鳴ったり、叱ったりして、
知らぬ間に上の子を傷つけてしまっているものだ。
その怒鳴ってしまう親自身も、
自らの子供時代には怒鳴られまくって、
傷ついていたりする。
子どもは正直だから、
愛情が足りないよ!って
手を変え品を変え、親に訴え続けているのだけれど、
構ってもらうことができない。
そこから、くんちゃんは、家族の歴史に触れていく。
家族の歴史に触れていくことで、
くんちゃんは、成長していく。
それまでは、愛情を求めて、泣きわめいていただけだったのだけれど、
ひいおじいちゃんに会ったことによって、
変化していった。
なんでひいおじいちゃんに会うことで、
くんちゃんは変わることができたのだろうか?
それは、かっこいい!
と心底思える大人に出会ったからだ。
親をそうやって心底かっこいい!って思えたらわけないのだけれど、
現実はそうは思えないものだ。
だいたいにおいて、
憧れの人は、第三者になる。
そして、そういう「超絶かっこいい第三者」に出会うことで、
人は成長していくのではないだろうか?
印象的なシーンがもう一つあって、
未来の東京駅で迷子になるところ。
ここで、くんちゃんは、
ごねるのをやめたのだった。
未来ちゃんが、黒い新幹線にひきずりこまれそうになるところを、
ギリギリのところでくんちゃんが助け、
くんちゃんが未来ちゃんの兄であることを宣言する。
人間って、なかなか変われない。
やらなきゃいけない人生の課題があるとしても、
どうすることもできなくて、
先延ばしにしてしまう。
その課題と向き合うのは苦しいし、
精神的な成長を否応なく求められるから。
でも、いつかそれを克服しなければならない瞬間はやってくる。
その瞬間が、未来ちゃんが黒い新幹線に引きずり込まれそうになる瞬間だった。
あの一瞬に、人間の精神的な成長がつまっている。
苦しいし、嫌だし、投げ出したいけれど、
それでも助けなきゃ!
っていうやむにやまれない純粋な気持ち、
それに突き動かされなきゃ、
人生の課題はなかなか精算されない。
でも、それを精算しないことには成長できない。
そういうことを示していたのではないかと思う。
とにかく、まだ見ていない人は見た方が良い。
プライムビデオの見放題期間がもうすぐ終わるので、気になっている方は早めに見ておくことをオススメしておきます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
では!