静寂っていう言葉について、
最近考えることが多い。
僕は煩悩の多い人間だ。
だから、意識して心を静寂に保っていなければ、
気持ちが落ち込んだり、逆に高ぶったり、
要するに、ブレが多くなる。
寂しさみたいなものとうまく付き合っていくとき、
また静寂という言葉がテーマとして浮き上がってくる。
心っていうのは、
波のようなものだ。寄せては引いていく。
ノイズが多ければ、波形は乱れ、
静寂であればあるほど、定常波に近づいていく。
精神的にしんどい。と感じるときも、
結局のところは心の問題なのだから、
静寂を待てば解決していくことが多い。
静寂というのは、力づくでもたらされるものではない。
それは待つからこそ訪れるものだ。
理系的な力づくと言うと、
波立つ心に逆位相の波をぶつければ、
打ち消し合って定常波になる。
けれど、心の静寂はそんな単純な理屈ではない。(と僕は思う)
心の静寂という問題は、
奥深く、誰にとっても必要なテーマなのかもしれない。