読書の秋! 今秋におすすめの本 3選 って少ねえな(笑)

 



読書の秋ということで、

今年も、おすすめの本を紹介しようと思います。

小説に限らず、いい本をピックアップして紹介しようと思うので、

何かピンときた本を書店で手に取って読んでみるといいと思います。

一応、アマゾンのリンクも貼りますが、

僕は書店で本を買うほうがいいと思っていて、

実際に書店に行って装丁を眺めて、初めてわかるものもあるし、

本の質感だったり、非言語的な良さみたいなものは、

実際に手に取るのが一番だと思っています。

本に限らないことだとは思いますが・・・w

 

余談はそんなものにして、

早速紹介していきます!

実際に今年読んだ本の中から選びます!

 

 

ねじまき鳥クロニクル

今年読んだ、村上春樹の作品は、

ねじまき鳥クロニクルと海辺のカフカなんですが、

どっちをおすすめするか、と問われると、

ねじまき鳥クロニクルをおすすめします!

もちろん海辺のカフカも面白いんですが、

ねじまき鳥クロニクルのほうが、僕は面白かった。

何が面白かったのか?と聞かれても困るような面白さで、

よくわからん、というところが面白い。

村上春樹の小説って、どの作品にも、よくわからんな、と思うところがあって、

それが村上春樹の小説の良さだと僕は思うんです。

よくわからないことを、よくわからないまま引き受ける、

っていうのが村上春樹の小説を読むとできるようになると思います。

よくわからないことを、自分なりの解釈を加えずに単に引き受ける

っていうことが、案外大事なことなんじゃないかな、って思っています。

 

あ、そうそう。

今思い出しましたが、別の理由でもおすすめしたくて、

夏に公開された宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」

と似た描写が多いので、結構参考になるんじゃないかなと思います。

僕には姉がいるのですが、姉も村上春樹が好きで、

「君たちはどう生きるか」の話題になったときに、

めっちゃ村上春樹だったね、という話題で盛り上がりました。

ということも付け加えておきます。

 

そういえば僕が村上春樹の作品を読み始めたのは、

姉が村上春樹を絶賛していたからだったなあ。

そんなに姉が絶賛するのなら読んでみよう。

と思ったのが最初のきっかけでしたねえ。懐かしい。

 

それでも人生にイエスと言う

 

次におすすめしたいのは、

フランクルの「それでも人生にイエスと言う」

です!

 

この本は、マジでおすすめ。

もう幾度となく素晴らしいと言い続けてきたのですが、

本当に素晴らしいので、絶対に一度は読んでほしい!

 

特に、人生に意味を感じられない。

生きる意味ってあるの?

という問いを持っている人におすすめです。

僕も割と昔から、生きる意味についての問いを持ち続けてきました。

生きる意味なんてないんじゃないか、そう思い始めたのは、割と早くて、

小6のころにはそんなことを考えたり、死について考えたりしていたのをうっすら覚えています。

小6でそんなに深く考えることはできなかったわけですが、

その問いを抱く兆しみたいなものはそのときからあったんですよね。

 

長年抱えてきた、その「生きる意味」への答えを提示してくれる本なので、

本当におすすめです。

タイトルにもある通り、「それでも」人生には意味があるのだと、

この本を読むと思えるようになります。

詳しくは別の記事で紹介しているので、

合わせて読んでみると、参考になると思います。

 

zakioza.hatenablog.jp

 

zakioza.hatenablog.jp

 

宮澤賢治 魂の言葉

この本を読んで、久しぶりに宮澤賢治の言葉に触れたんだけれど、

やっぱり、宮澤賢治ってすごい人だったんだな、と再確認させられた。

誰しも「銀河鉄道の夜」くらいは読んだことがあるはず。

でも、久しぶりに読むと、前読んだ時とは全然感じ方が違ったりするんですよね。

あれ、こんなに深いこと書いてあったっけ?

みたいな再発見が多くて、

いかに昔の自分が読めていなかったか、

ということに絶望しました・・・w

 

本当に、宇宙の法則というか、自然とは何か、みたいな思想的な部分が深くて、

それをわかりやすく誰にでも読むことができるような平易な物語に落とし込んでいる、

っていうのが宮澤賢治のすごみなんじゃないかなと思います。

 

宮澤賢治の詩を読んでいると、

生き様は言葉にのっかるのだと、思わざるを得ません。

宮澤賢治の詩は、非常にシンプル

難しいことは書いていません。

ただ、宮澤賢治は生き様を乗せて、詩を作っている。

 

人生に大切なことって、だいたいは月並みな言葉で語られるし、

だいたいは、シンプルなことが多いですよね。

自己啓発本の内容はかぶっていることもしばしば。

そして、抽象化していったときには必ずシンプルなことに行き着くはずです。

 

でも、なんで、シンプルなことしか書いていないのに、そんなにも読みたがるのか、

ということを考えてみると、手を変え品を変え、

そのシンプルな大事なことを語る、

その人の生き様を感じたいからなんじゃないかな、

と僕は思います。

 

その人の生き様に感化される。

これが一番本を読むことの醍醐味なんだと思います。

人が変わるために一番早いのは、感化されること、です。

誰しも、好きな人、あこがれの人が激推ししている映画って見たくなりませんか?

僕が姉が絶賛していた村上春樹を自然と読み始めたように、

感化されるっていうのは思っているよりも強烈に人生に影響を与えています。

 

そして、その感化、をつかさどっているものはなにか、

それが、その言葉を発する人の生き様、もしくは境地です。

 

シンプルなことを語るときに、

その人の境地境涯が表出する。

 

だからこそ、

宮澤賢治の詩の重さ、深さは本当にすごいと思います!

マジで宮澤賢治はかっこいいし、すげえなと思います。

本当に好きな詩人ですね。

 

ということで、おすすめの本3選を紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

何かピンとくる本があったら幸いです。

少なすぎてピンとこなかったらすいません・・・w

今年は、あんまり本をたくさん読めていなくて、

文庫本1作品、単行本1作品、新書1作品という縛りの中で選ぶと、

上のようになりました。

 

最後までよんでいただき、ありがとうございます!

では!🙋‍♀️